【新唐人2010年7月21日付ニュース】中国の南部では、連日の豪雨によって深刻な被害が発生しています。7月20日、長江の三峡ダムは、12年ぶりの大洪水に見舞われました。さらに四川省の広安市は160年ぶりとなる記録的な大洪水によって、市全体が水に漬かっています。
現地時間で7月20日午前8時、長江の三峡ダムでは最大流量が毎秒7万立方メートルにまで達しました。今、水位はダムの一番高い所からわずか25メートルにまで迫っています。
重慶の有名な下町、磁器口は今回の洪水の影響で、ほぼ全部水に漬かっています。四川省広安市も、160年ぶりとなる大洪水で、8割が水に漬かりました。
降り続く豪雨の影響で、長江上流の川では水位が急激に上昇。流域の多くの地区が水にのみこまれ、3800万人が避難を余儀なくされています。洪水で、先週新たに146人が亡くなりました。
このほか、陝西省南部でも洪水で37名が死亡、97人が行方不明になっています。
しかし激しい雨の危険はまだ去っておらず、中国南部は再び大雨に見舞われる危険があります。
新唐人記者がお送りしました。